
| 所在地 | 大阪府富田林市 |
|---|---|
| 用途 | 専用住宅 |
| 構造規模 | 木造2階建 |
| 敷地面積 | 168.82㎡ |
| 延床面積 | 120.34㎡ |
| 竣工年 | 2010.03 |
| photo | 絹巻 豊 |
計画地周辺は、古い集落から発展した町で道路幅が狭いうえに、敷地は間口が狭く奥行きが長くなっている。そのため、外観はほとんど見えないので、目線での形状に変化を持たせ、その間を抜けながらアプローチする計画とした。アプローチ空間を抜けると、玄関である土間空間に引き込まれ、床はフラットで自由な場所で靴を脱ぐことが出来る。奥に進むとクライアントが収集したアンティーク家具が象徴的に置かれており、さらに進むと、普段はオープンな和室があり、必要に応じて間仕切ことが出来る。その奥には、大きな吹抜と中庭のある家族室があり、外部の視線を気にすることなく、開放的で明るい空間となっている。家族室には象徴的に暖炉もあり、冬は家族の中心となる。2階は勾配天井をもった子供室と寝室が吹抜を介して配置されており、外部の中庭に各部屋が面しているため、気持ちのいい空間として生活が出来る。浴室は、2方向に開き塀の内側にある庭を眺めながら開放感のある空間となった。